必要書類を集める
必要な書類すべてを申請書と一括して提出することが大切です。全部揃っていない場合は手続きが遅れます。尚、就学許可証の申請には次の書類が必要です。

本人である証明。有効期限内のパスポート、渡航文書、または発行国への再入国を保証する身分証明書のコピー、家族全員のパスポート用サイズ（2インチ X 2.5インチ、裏には姓名、生年月日記入のこと）の写真各人4枚ずつなどを用意します。査証担当官によるパスポートまたは渡航文書の原本照合が必要な場合もありますが、この場合は査証担当官から連絡があります。

カナダ滞在中の学費、帰国費用、年間1万カナダ㌦の生活費に当てるための充分な資金があることを証明するもの。証明する書類はカナダの銀行口座、または交換可能通貨の銀行小切手、過去4ヵ月から半年の銀行取引明細書、または学費および寮の費用支払済み証書などです。（目安として、一般的には一年分の学費に1万カナダ㌦を足した額で充分とされています。）

出身国で行う健康診断。滞在が6ヵ月を超える場合は健康診断が必要です。健康診断の処理には、就学許可証の発給までに必要な日数以外にさらに数週間かかります｡6ヵ月未満のコースを受講する場合でも健康診断が必要な場合もあります。これについては査証担当官が決定し、その場合は、健康診断に必要な用紙と指示書が送付されます。

認可を受けている教育機関から入学を許可された証明。入学許可書には下記の要件が記載されていなければなりません。本人の氏名、生年月日と郵送先住所、入学を許可されたコース名、コースの受講期間もしくは修了日、コース開始日、コース登録期限、入学する年度、フルタイム・パートタイムのどちらであるのか、学費、入学許可に関する条件すべて、入学する教育機関名の明記、および私立教育機関の場合は認可情報。この許可書には該当教育機関の正式代表者の署名が必要です。

未成年者（通常は18才未満ですが、州によって異なる場合もあります）の場合は、カナダにおける後見人の証明が必要です。母国の両親または法的保護責任者が署名した公証印のある宣誓書と、後見人の手配が完了していることを示す後見人が署名した公証印のある宣誓書を合わせて提出しなければなりません。後見人は、緊急時、例えば医療監視または介入が必要な場合に親の代理を務めます。年令が低い児童の場合は、より広い範囲におよぶ宣誓書が必要になる場合があります。その場合、緊急時だけでなく、日常の世話と監督も責任をもって行うことを明記しなければなりません。