カナダには都市部を始め地方の市町村など全国各地に大学やユニバーシティカレッジがあります。カナダの大学は教育、研究ともに質が高いことで国際的にも定評があり、学位は米国や英連邦諸国の大学の学位と同等のものとして高く評価されています。カナダの大学は大概が公立なので、大学の所在地、専攻分野に関係なく一定した質の高さを誇っています。その上、各大学とも学の独立を大いに堅持しています。
各大学のフルタイム通学の学生数は、大学によって3万5千人を超えるところから千人以下まで様々です。さらにパートタイムの学生や生涯教育の受講者まで含めると、その数は非常に多数におよんでいます。科目数も広い分野にわたり、また学士号から博士号までの様々な学位プログラム、資格認定証書や専門学位を取得できるプログラムも開設されています。大学の授業料は州、大学、履修課程によって異なります。 学年度は通常9月から翌年の5月までで、大学によって異なりますが、2学期制または3学期制を採っており、3学期制の場合夏の期間もすべての教科を開講しています。カナダには大学一斉入学試験はありません。各大学は独自の入学基準を定めており、志願者ごとに資格を審査します。
カナダには英語とフランス語の2つの公用語があり、留学生は英語、またはフランス語を公用語としている大学から学位を取得することができます。両公用語で授業を行っている大学もありますが、カナダの大学に留学するために両公用語に精通している必要はありません。
英語で授業を行う大学への入学資格は、英語を母語としない場合、英語診断テストに合格しなければなりません。TOEFLは一般的に通用しますが、カナダの大学は多くの場合独自の試験を行ったり、IELTSなど他の英語の試験の結果を基に審査します。
最寄りの Canadian Education Centre(CEC) では、カナダの大学が認めている英語の試験に関してのご案内から、英語テストの受験免除資格についてもお知らせすることができます。さらにカナダ全国の学校に関する充実した資料も取り揃えていますので、学校探しや出願方法などについてもご相談を受け付けています。
フランス語圏の大学入学については、留学生対象のフランス語の標準入学テストはありません。フランス語圏の大学は個々にフランス語の能力を判定し、特に語学力の判定が必要と思われる場合は独自に筆記試験を実施します。
編入 場合によってはカナダの学部課程の1学期または2学期のみを修了し、履修単位を母国の大学へ振替えることができます。また逆にカナダの大学へ単位を振替えて専攻分野の勉強を続けることもできます。どちらの場合でも、志望プログラムで同等と見なされる科目等について、カナダの志望先大学や母国の大学等のカウンセラーとよく相談してください。
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